認知症って?「徘徊」と介護疲れを考えてみよう

認知症患者も外出したい!

体が元気ならば外出したくなるのは当然ですよね。グループホームで生活する認知症患者も、毎日夕方になると散歩に出る人がいるんですね。もちろん、ヘルパーさんも一緒ですよ。施設の玄関には普段、安全を考慮して鍵がかけてあり、無断で外出することはできないんですよね。これを当然と捉えるか、かわいそうと捉えるかは、人それぞれの意見があるでしょう。しかし、認知症患者の一人での外出は行方不明につながりかねないんですね。

外出するときにはきっかけがある!

認知症が原因の行方不明者は、年間1万人以上ともいう驚くようなデータがあるんですよね。外出するときは、やはり何かきっかけがあるんですよ。散歩、買い物、病院などですが、目的地に向かう途中で理由を忘れ、今、自分がどこにいるのかも分からなくなるんですよね。いわゆる「徘徊」と呼ばれる状態になってしまうんですね。電柱の住所を見ても分かりませんし、自分の名前も思い出せず、自宅からどんどん遠ざかっていくんですよね。

「徘徊」の完全対策とは?

「徘徊」の対策として、持ち物に名前を書くなど手だてはいろいろありますが、そこをすり抜けてしまう場合もあるんですよね。居場所が分かるGPS(衛星利用測位システム)を貸し出す自治体もありますが、それを持たずに外出してしまうケースもあるんですね。GPS搭載の靴もありますが、別の靴を履いて外出してしまえばお手上げで、完全な対策はないんですよね。グループホームのような施設なら24時間体制での対応が可能です。しかし仕事でもきついのに、一般の家庭では、介護疲れで家族が精神的に追いつめられてしまうでしょう。難しい問題ですが、真剣に考えておきたいことですね。

高齢化に伴い、老人福祉施設などの人員は不足が続いています。そのため、介護の派遣需要が高まっています。派遣から正規社員雇用を視野に入れている福祉施設が多いのも特徴的です。